こんにちは。
経済産業省の古川です。
実は経済産業省では、毎年2年目の職員を企業に派遣し、企業の内部から様々な考え方や業務に触れて現場を学ぶという研修を行っています。今回はその一環として、
しのはらプレスサービスさんに受け入れていただききました
ので、その締めくくりとして、自分から見えたしのはらプレスサービスの姿をお話しできればと思います!(
あくまで個人の見解です…!)
①プレス機械は奥が深い! とにもかくにもプレス機械の奥深さに感激しました。機械自体も色々な仕組みがあるし、またそれを取り巻く環境も複雑で考えなきゃいけないことも山ほどあります。実はプレス機械が50年以上も使えること、新品を買って終わりではなく定期的なメンテナンスや修理、さらには改造も必要になること、色々な安全確保の方法があること、1つの機械で様々な種類の製品を加工すること、加工する製品によって適したプレスの種類や工程の組み方、工場の環境整備の方法がある事などなど、挙げればきりがないです。
しのはらプレスサービスでは点検やメンテナンス、大規模な修理や改造、安全性や生産性を高める商品の開発など幅広い事業を、多くの取引先と日々行っております。一つ一つの仕事を
高い質で対応する為の技術力、それを事業として成立させ、成長させるための
充実したバックオフィスなど、本当に多く要素が必要になりますが、その分ものすごい奥の深い世界でした。プレス機械に関する様々な側面が見えたのが本当に面白かったです。
②一人一人が生き生きとしている! 今回の研修では、毎日違う部署にお邪魔させていただき、業務の説明を受けるだけでなく、実際にモノを見たり、体験させていただいたりしました。その中で特に印象的だったのが、一人一人の熱量の高さです。1を聞いたら10が返ってきますし、一つ一つの仕事に意思があって、実は昔はこうだったけど自分が今の形に変えたんだよね、という話もたくさん聞きました。もちろんベテランの方からだけではなく、若い方からもです。これだけ自分の仕事を熱く語れるのも、今と昔で業務に変化があるのも、一人一人が目の前の仕事を真剣にこなし、さらにその先の仕事を見据えて考えて行動しているからだと思います。
さらにすごいと思ったのは、それが一部の人だけではなく社全体である事、そしてその方向性が一致して組織全体の成長に繋がっているということです。組織の中で熱量や向いている方向がばらばらだとなかなかチームワークはうまくはいきません。しのはらプレスサービスさんでは、一人一人は企業の目的や理念をしっかりと理解し、一人一人が責任者として、時には部署をまたいで綿密なコミュニケーションをとることで、一人一人の自主的な動きがしっかりと組織としての成長に繋がっている。お世辞ではなく、自分も見習いたいと感じました。
本当は他にもいろいろとご紹介したいこともありますが、とても書ききれないのでこんなところで…。最後に研修の振り返りですが、改めて自分の見えている世界は本当に一部に過ぎず、外に目を向けて自分の世界を広げるということが大事だなと思いました。自分一人の思い描ける世界は本当にちっぽけなものですが、日本の経済・産業を全体を見る組織に身を置く立場として、少しでも一人一人の支えになれる様、いろんな立場の人と交流して施策に反映させていきたいなと思いました。